ゼロコあんとライブvol.7『キリハリキリハリ』

2019年9月23日

2019年09月23日(月)

ゼロコあんとライブvol.7『キリハリキリハリ』

2019年
3月1日(金) 19:30
3月2日(土) 14:00 / 19:30
3月3日(日) 14:00 / 18:00

全5ステージ行いました。

<演目リスト>
・枠から
・キリハリ工作1
・シーンをキリハリ(「草野球」と「忘れ物」、「蚊」と「休憩」)
・マイムクラッシャー、パントマイム対決、パーカー、ピンポン球リズム
・三角のヤツら
・ブラインドに振り回される男
・ピンポン球遊び
・キリハリマイム ~ある男の1日をキリハリしてみる~
・キリハリ工作2

タイトル通り、テーマは「切り貼り」のライブでした。

工作だけでなく、出来事や瞬間だったりを切り取って、貼り付けてみる。
そんな単純な行為から、見えてくることってなんだろう。というライブでした。

この前、散歩をしていると、舌打ちをしながら僕の方に向かっているおじさんがいました。
すると、そのおじさんは、僕の目の前を通り過ぎ、おじさんの目線の先を見てみると、猫がいました。

猫に向かって、舌鼓を鳴らしていました。
「感じの悪いおじさん」から「猫を愛でるやさしいおじさん」に変わりました。

前後の文脈を切り取って見てみたり、他の事を付け加えてみたりすると、事実とは違って見えることがあります。
思い込みとか、勘違いとかも、こういう所から来ているんでしょうか。

どうせだったら、このことをポジティブな事に使ってみたい。
そう思って色々と創作していきました。

「シーンをキリハリ」は僕たちが行なっている「組み合わせマイム」の類です。
でも、これまで作ったものとは少し違っていて、今回は、一方のシーンがもう一方のシーンに大きな影響を及ぼして、それぞれのシーンが乱れていく面白さを追求しました。

「三角のヤツら」、大好きな演目です。とだけ、書いておきます。

「ブラインドに振り回される男」は瞬間を切り取って、前後を結んでいく演目です。
人間の視覚がもつ、残像効果を使ったイリュージョンっぽい演目でした。

「キリハリマイム」は、とある男の平凡な1日をキリハリして、どうみえる?という演目でした。
当たり前なこととか、あまり盛り上がりのない事から面白さを見出していく演目でした。
角谷さんお疲れさま。

その他、いまやりたいことをギュギュっと詰め込んで発表しました。
『キリハリキリハリ』と向き合う日々は、目から鱗が落ちまくりで、とても刺激的でした。
一生懸命作ったものを、お客さんにしっかり受け止めてもらえた時、何事にも代え難い感覚になります。
ライブを観てくださった皆さま、誠にありがとうございました。

「ちょっと美味しいコーヒー飲みにいこうか。あ、ライブもついでに。」
カフェライブは、そのくらいの気持ちで足を運んでもらえたらと思います。
僕たちは全力で汗をかきます。

濱口啓介