2018年4月25日(水)
ゼロコ都電荒川線ライブ『そうこうしている』が無事に終わりました。
2018年4月20日、21日の2ステージ。
初めての走行電車内でのライブは無事に終わりました。
★演目
・前説アナウンス
・ゆらゆらオープニング
・自由な時間
(1日目:ロープのあれこれ、ジェンガ/2日目:バトル in ゆれる電車、バトル in ゆれる電車2、ジェンガ)
・満員電車
・線路は続くよ
・朝の支度
・走行している
今回の会場となった9002系。
ジェンガ。
自由な時間。初日。
自由な時間。2日目。
満員電車。
朝の支度。
車両選び・打ち合わせ
車両下見
稽古場
今回のライブは走行している電車内でのライブでした。
当日パンフレットにも書いたように、このライブを見て普段のる電車が違って見えたら…と思い、創作していきました。
電車の特徴のひとつに「ゆれ」があります。
加速、減速すればつり革はゆらゆらと揺れ、足場はだいたい不安定。
そんな中、揺れに弱いゲームをしたくなりました。天邪鬼ゼロコ。
「満員電車」は無対象の人間による満員電車の演目でした。
駅間距離などを計算して、乗り遅れたり、走って間に合ったり。
普段はストレスフルな環境である満員電車を笑いに変えたいと思ってつくりました。
ラスト前の「朝の支度」の演目は「車内で布団を敷いて寝る」という絵を想像したのが最初のきっかけです。
日常空間である「電車」と日常的な行動である「朝の支度」を合わせたこの演目。
普段のよくある行動を、場所を変えてみるだけで、見慣れない、違和感のある可笑しな光景に変わってしまいます。
この演目は日常よくある行動だけで構成されていて、単独でおもしろい動きはほとんど省いて作りました。
また、この演目は、お客さんをモノに見立てる演出も取り込みました。言うなれば、擬物法。
擬物法をここまでたくさん取り入れたのは初めてでした。とても面白かったです。
電車公演を打ってみて、電車でライブを行う特徴や色々と気がついた点があるので、自分の為のメモとして、また別のブログにまとめます。
あと、今回の『そうこうしている』でゼロコが単独ライブを打つようになって1年が経ちました。
1年間で9タイトル。
1年間つくり続けて、気付いたこともあるので、こちらもまた自分の為のメモとして、こっそりブログに記します。
朝の支度をして、1日過ごして、次の日になって、また起きて、朝の支度をする。
「繰り返される毎日」と「止まらない電車」。
どちらも、そうこうしているうちに時間はどんどん過ぎていく。
線路はつづくよどこまでも。と思っていても、いつかは終点についてしまう。
時間は有限。
だから、今日も走ろう。
そんなことを考えながら、ラストは2人で走りました。
貴重な時間を僕たちのライブに割いてくださった皆さま本当にありがとうございました。
また、今回協力してくださったスタッフの皆さま、車両を貸してくださった都電荒川線の皆さま大変ありがとうございました。
濱口啓介