2018年12月23日(日)
ゼロコ地元ツアー『ずぶ濡れの魚』無事に終わりました。
角谷の地元である三重・伊勢と濱口の地元である徳島でライブを行いました。
■徳島 O-ba’shライブ
2018年12月9日-10日(2回公演)
ゼロコ O-ba’shライブ vol.2『ずぶ濡れの魚』 @O-ba’sh cafe.
■伊勢 NaYA coffeeライブ
ゼロコ NaYA coffeeライブ vol.3『ずぶ濡れの魚』 @NaYA coffee
<演目リスト>
・鏡のようなやつ
・フレーム
・この動きをご覧ください。「ペットボトルのお茶」(幕をつけてやってみる)
・この動きをご覧ください。徳島ver.「ウェイター」「山頂にて」、伊勢ver.「蚊」「休憩する人」(同時にやってみる)
・チョウチンアンコウ(どら焼き、トイレ、電池交換)
・釣り、釣られ(スリッパ魚、あんこう釣り、リベンジ)
・この動きをご覧ください。「ティー」(足を止めずにやってみる/1点を見つめながらやってみる、手を使わずにやってみる、情報をつけてみる、くっつく世界でやってみる、光をあててやってみる)
・魚と僕たち
◆徳島 O-ba’sh cafe.◆
◆伊勢 NaYA coffee◆
今回の地元ツアーも、徳島はO-ba’sh cafe.さん、伊勢はNaYA coffeeさんにご協力していただき実現しました。
場所が違えば、お店のつくりも変わり、できることも違ってくるので、演出や内容も多かれ少なかれ変わっていきます。
劇場よりもカフェなど日常空間の方が、それがより強くでます。
作品としてブレてはいけない所と、柔軟に遊べる所をしっかり考えて、場に応じた改造をしていきます。
現場入りする前に、予め手段は考えていきますが、やはり現場に入ってから直接場の空気が感じることができるので、かなり改造していきます。
そんなゼロコと場所との対話が作品に深みを増したり、その場でしかできない作品になっていくのかなと思います。
今回は徳島、伊勢でのライブに『ずぶ濡れの魚』という作品を選びました。
「会話をする」に対して、「耳栓をつけてやってみる」とか、
「アンパンを食べる」に対して、「クリームパンだと思い込んでやってみる」とか、
早口言葉の「隣の客はよく柿食う客だ」に対して、「上下の唇を1回も触れずにやってみる」とか、
あたり前な事や、日常にある何気ない事を、
「◯◯してみる」と、違って見えたり、笑えたりする事があるんじゃないかと思って、
そんな気付きを調理したライブが『ずぶ濡れの魚』です。
今回の作品が、地元の方がどんな見方をしてくれるのか、幕が開くまでドキドキしていましたが、たくさん反応をいただけてホッとしました。
また、徳島も伊勢もはるばる遠方から観に来てくださった方もいて、とても嬉しかったです。
O-ba’sh cafe.の皆さん、NaYA coffeeの皆さんに加えて、道具や機材、スタッフ、パンフレット…などなど、今回も色んな部分で色んな人の力をお借りしました。この場を借りてお礼申し上げます。
表に出るのはゼロコ2人ですが、決して2人ではできません。
そして何より、ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
今後も、僕たちの原点である地元で作品を発表していけるようにこれからも頑張ります。
あ、「隣の客はよく柿食う客だ」は普通に言っても唇触れないんだな…。
濱口啓介